お化け屋敷のような映画。恐怖感を煽るのではなく瞬間的に驚かせるような。
素直に見てしまう自分のようなタイプには不向きな映画かもしれない。わかっててその都度驚いてたから。音の使い方や映像が上手かったからかも。
若い頃にこれ見たら数日は夢に出そう。
結局「それ」が子ども達を襲う目的は何だったか。降りてきた子ども達は助かったのかそうでないのか。例の弟は助かってないわけだし。そして「それ」を根絶できたか(それは意図したシナリオか、原作がそうなのだろうけど)いずれも描かれない。
商業上の理由で描かなかったのだろう。今作がヒットすれば次を作る魂胆のようだから。1989年の27年後は2016年。しっかり考えてますね。
恐怖の対象がフィクションのものから現実のものに変わる様子で何かを表現しようとしたのかな。
親の抑圧や思い込みと強要、恐怖政治的な躾など。子どもの想像力は凄まじいから、普通の事がファンタジーな恐怖に増幅されることあると思うし。