sunchild007

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のsunchild007のネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

本当に怖いこと

家族の死
ターゲットにされること
友達がいないこと
性的な視線
この世は全て恐ろしいという洗脳
敷かれたレール
助けられなかった両親
沈黙

ペニー・ワイズより本当に怖いことに気づいた12歳?の主人公。一人では対峙できなくても、友達がいればいい。友達はみんなが常に味方ではなく、それでも友達。
ありったけの勇気を振り絞った夏休み。
こういうジュブナイル、80年代には本当に多かったと思うのですが、今や高校生の恋愛モノばかりになってしまったのかしら?懐かしくて、今でもこういうのは好きです。

個人的に、多分主人公たちと私は同世代(作中当時)なので、なんだかホラーを観に来たんじゃなくて、ありもしないタイムカプセルを見に来たような(笑)おかしな感覚でした。隣のクラスが仲良しなのが羨ましくて、その子たちが埋めたタイムカプセルを掘り返しているのをこっそり覗いた、みたいな。
何をいっているんだか。

ペニー・ワイズ、あの頃なら怖かったんだろうなー!塾や部活の帰り道に思い出して全力で走ってそう。怖いどころか登場の度に笑ってしまったよ、ペニー・ワイズ。主人公の家の地下室とか面白すぎた。

私、すっかり大人になれました。
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