弟がさらわれて行方不明。スクールカースト下位のイケてない仲間たちと訳の分からない怪物を退治しに行くという大筋はめちゃくちゃストレンジャーシングス。
今作が気に入った方にストレンジャーシングスめちゃくちゃ推したい。
暗いときだけではなく、真昼間から容赦なく現れるペニーワイズ良かったです。
人が恐れるものに姿形を変えるという設定から、ハリーポッターの真似妖怪ボガートを連想したりして。
ピエロ同様に子どもたちの周りの大人もジワジワ怖い。｢子どもたちはずっと自分のもの｣いつまでも手の内でいい子でいてほしいというマインドが気持ち悪くて、実際この恐怖に立ち向かって克服できる人は多くないのではないかと感じました。
子どもたちだけで団結しないと勝てないっていうのも良い。序盤は恐怖から逃げることばかりでバラバラだったみんなが、覚悟を決めて、自分達なりに答えを見つけて強くなっていく様に勇気を貰える。
それでも最後まで本質は明かされないまま下水道にズルズルと消えていく恐怖。｢それ｣を決して断ち切れないことこそが恐怖でした。
