日向日向

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。の日向日向のレビュー・感想・評価

4.0
副題に偽りなし。

言わずと知れた名作リメイク。
最近はサブカルをお勧めする道化と成り果てたペニーワイズさんだが、これに関しては正真正銘な怖さがある!

所謂いじめっ子らの集団の一夏の思い出ならぬ一夏の戦いを描いたわけだが、少年らの個性がしっかりと活かされていたのがいい。
そして純粋にペニーワイズが怖い。
過去作よりも通常時から恐ろしいという、CGのクオの高さも相まって本当の意味での恐怖だったし、それが見えたら終わり、という蛇足にも取られかねない副題も納得かいうものだった。
プロジェクターのシーンはマジで驚いた。

強いて言うなら、ベバリーなんで最後ビルにキスした? そこはベンだろ、と思ったが後編に続くんでまぁいいだろう。

とにかく、ビルが映画一本かけてジョージと決別していく姿には込み上げてくるものがあるし、それを巧みに利用するペニーワイズも恐怖の道化として申し分のない存在だった。
なんとも面白い映画が観れたものだ。
日向日向

日向日向