私にとって、殆ど理想に近いホラー映画。歴代ホラー映画興収No1なのも納得！ なのにFilmaのレビュワーの皆さんの評価が思った程高くないのが意外でした。
恐怖は皆が力を合わせれば克服できる、という単純過ぎるメッセージがいけなかったんでしょうか？さらに、わざわざお化け屋敷に赴くイディオット(アホっぽい)・プロットも不評だったのかも。でも、その単純な主張、そしてイディオット的行動も「子供」だからこそ許されるのだ、という設定がウマイ。これぞキング印だと感心したのです。
ベバリー役のソフィア・リリスが瑞々しく、LOSERSリーダー役のジェイデン君の繊細な演技も見事でした。子供たちが各々の恐怖(亡き弟、宗教、病気、性的虐待等)を具現化して怖がるという展開も、実に必然的で心地良かったです(各々の恐怖の源泉が違うことで、各人のキャラが際立つあたりも、よく工夫されてます)。
そして最後がハッピーエンドなのもご機嫌。「理想的ホラー」と評した所以であります。
