このレビューはネタバレを含みます
ホラー映画苦手な自分がItを観られる日が来るなんて…!映画館で観たら確かにめちゃめちゃ怖そうだけど、人と一緒に観たのでトラウマ級に怖がらずにすんだ…というかこの映画はどちらかというと青春映画なんですね!Losers’ Clubがとにかく、かンわいい。特にリッチーが推せる。でもみんなかわいい。彼らそれぞれが自分の恐怖を克服していく様子を見てると心から応援したくなるし、自分はいつからああいう純粋な恐怖とか想像力とか恐怖を直視する勇気とかを忘れちゃったんだろうなと思う。
そして彼らを包みこむ映画全体の色合いが本当に綺麗。特に彼らの肌の色と綺麗に溶け込んでいた河原の緑が忘れられない。画も音楽もぜんぶキマってる、かっこいい…
ただペニーワイズとの対決シーンは意外とあっさり終わっちゃったような印象。途中から多勢に無勢すぎて、もはやペニーワイズが可哀想になってくる集団リンチっぷり…。あと、映画全体に散らばるホラーシーンのまたかよ感。日常に潜む恐怖ということなんだろうけど、音楽とカメラワークで創り出す「いかにもホラー」という雰囲気には少し違和感を感じた。まんまと怖かったけど。いちばん納得できなかったのは最後のベバリーとビルのキス。結局顔なのか、ベバリー?
でも全体を通してものすごく素敵な作品だったので、オリジナルの方も観たいし、続編も観たい。大人キャストが楽しみ。がんばって映画館で観ようかな…