チィ

PとJKのチィのレビュー・感想・評価

PとJK(2017年製作の映画)
2.7
いやあ、キビシイ…。何が厳しいかって言うと1言「物語の構成!!!!」に尽きる。冒頭の廣木クレーンカメラ長回しマジックに「はじまった!」って思わずニヤッとした廣木マジック大好き人間だけど、あそこが作品として感動したマックスでした…。

いや、良い長回しは沢山あるし、演者は楽しそうだし、嫌いじゃないからこそつらい。ストーリーを否定しているわけじゃなくて、漫画としてこの作品を読んだら最高だと思うしキュンキュンすると思うけど、2時間でおさめる構成が下手すぎ!ラストも長回しからの長回しオチかまあ作品として綺麗だしオッケー!と呑気に考えてたら違ったし、ズッコケたし、周りの感想聞いても一生懸命擁護しはじめる感じがつらい…。私も擁護してるけど、ストーリーツッコミだしたら止まらないし1から討論会とかやりだしたら大変になる。

あと亀梨和也と土屋太鳳がこうたくんとかこちゃんじゃなくて、亀梨和也と土屋太鳳だったのがなんか、いや2人とも大好きだし大好きだし大好きなんだけど、自然にツッコんでしまう自分を戒めたい。
とりあえずたおちゃんの驚異的な体力と体幹に「おおっ」と中盤唸ったけど、冷静に考えてPとJKのキャラクターとしては見合わない力強さよな…。かめさんの老けたな感はつらすぎて、遂に高校生は絶対無理になったか…と凹みながら最終的に友人とじゃあ千葉雄大ってなんなん?って話題に(笑)正直大人はあんな格好良いのに、回想シーンどうした?ザワザワってなったから、あれはメイクをどうにかした方が良い!

そして、オオカミ少女から薄々感じてたけど廣木地方の良さを撮りたがる問題。ひとつの作品じゃなくて途中でドキュメンタリー音尾高校文化祭はじまって、覚めたというか。だったら胸キュン極めて!頂きたかった。ラブストーリー+函館ドキュメンタリーは別方向すぎる。カメラワークは良いのが、ほんと頭ガンガン打ち付けたくなる。ほんとカメラ構成は神。

うーん、本当にキャストの演技とかそういう次元の話じゃないから悔しい。
チィ

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