享楽

PとJKの享楽のレビュー・感想・評価

PとJK(2017年製作の映画)
3.2
話がぶっ飛んでいるつまり非常識さが面白い作品で、途中から主人公とその周辺の人物達が成長して行く教養小説的な側面に期待した(父から子への職業の受け継ぎからその子から別の子へという動き)が、直接的なそういう描写はなくあくまでも「普通の女子高生がイケメン青年警察官とつきあったどうなるか」というある種の喜ぶ人が喜びそうな妄想を具現化したものに留まっているという印象で、それは終盤PとJKを先頭に多くの生徒がその後ろに続いて走っていったノリからも窺えるしこの描写に関してはいわゆる現実か非現実かの対立で見るのではなく虚構という非現実を面白おかしく見せたものであり、なかなか作品全体としてロマンチックな体を成している。
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