『X-MENシリーズ』の続編そして『ウルヴァリンシリーズ』の完結編。
そしてそしてヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品。
『X-MENシリーズ』史上、最もバイオレンスで、最も悲惨で、最も辛い。
それだけにとどまらずアメコミ映画史上最も泣ける・大傑作。
シリーズを通して長く孤独で辛い人生を送っていた男に訪れる人生の最高の瞬間とは何か。それを我々にも示してくる。こんなん泣くやろ。
この物語は今までもそしてこれからも決してアメコミ映画で描くのは不可能だと思う。
アメコミ映画史どころか映画史にも名を残したと言っても過言ではない。
いわゆるアメコミ映画らしい大アクション超大作ではないが、ローガンの【最期】、ヒュー・ジャックマンが演じる【最後】があのクライマックスからラストにかけて集約されている。
男は立ち上がり、走り出し、駆けつけ、戦う、彼は今までもそうしてきた、何の為に？その答えが『ローガン』で知ることができる。
そして、アメコミの永遠のテーマ、
ヒーローとはなんなのか、ヒーローの終着点とは、
それがわかったとき、自然と涙が溢れていた。
ありがとうローガン。
ありがとうヒュー・ジャックマン。
映画界を震わす、とんでもないことをやってのけた大傑作をぜひ劇場で。
