老眼
これはちょっと見てられない。あのローガンがチンピラに殴られ、脚を引き摺り、老眼鏡をかける…。あまりに背負ってきたモノが大きかったのか、満身創痍のローガンに、気でもふれたようなプロフェッサー。あのX-MENの成れの果てがこれなのか。もう序盤から泣けてくる。とてもじゃないがマーベル作品を、X-MENシリーズを観ている感覚はない。そこらじゅうで目にする“西部劇”のキーワード。なるほどな、好リメイク『3時10分、決断の時』の時に感じたマンゴールドの西部劇への愛は本作から存分に見え隠れし、シリーズのラスト作への想い入れがしかと反映された内容だった。その愛、想い、重さが、時にこちらを突き放した感もあり2回くらい落ちそうになったのは正直な感想。それでも凄まじいカーチェイスやローラのアクション、ボイド・ホルブルックのカッコよさ(吹替えも◎)など良いポイントは幾つも。ローガンさん、あんた不器用だけどカッコ良い男だよ。
2017.6.11.
映画館 MOVIX堺(吹替え
再鑑賞追記)
受け入れられない部分含めて色々衝撃だった初観と比べエモーショナルに浸る前提でみた2度目の鑑賞はより落ち着いて作品と向き合えた分スコアアップですわ。ローガンの勇姿を目に焼き付けろ。
2019.4.15.
WOWOW
