ひろ

LOGAN ローガンのひろのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
3.8
「ウルヴァリン:SAMURAI」のジェームズ・マンゴールド監督が再び監督を務めた「X-MEN」シリーズの10作目となる2017年のアメリカ映画

「オールドマン・ローガン」という原作コミックを基にしたストーリーで、ウルヴァリン・シリーズ最後の作品
年老いたウルヴァリンことローガンが新しい世代のミュータントにバトンタッチするお話

今回のローガンは身体はガタガタでパッとしない。ミュータントが産まれなくなった世界。プロフェッサーXことチャールズはアルツハイマーで昔の面影はない。シリーズの二大ヒーローがすっかり落ちぶれている。この物語は「X-MEN」を支え続けた2人の終わりの旅といったロード・ムービーのような作品だ

「アベンジャーズ」シリーズでだマーベル・ヒーローの人気は不動のものとなっているが、マーベル映画の人気を確立したのは間違いなく「X-MEN」シリーズで、その象徴がプロフェッサーX役のパトリック・スチュワートとウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンと言っていいだろう

この作品でシリーズが終わるわけではないが、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンとパトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXは最後となる。シリーズを全部見てきただけにものすごく寂しい。ウルヴァリンと言ったらヒュー・ジャックマンなのに。性格はあまりよくはないけど、正義感が強いローガンが大好きだったし、ミュータントを見守るプロフェッサーXも好きなキャラクターだった。この2人が見れなくなるのは一時代の終わりを感じる

同じマーベルコミックなのに「X-MEN」と「アベンジャーズ」は大人の事情で別々のシリーズとなっているけど、「X-MEN」は単独で面白いシリーズだからこれからも期待したい。2人の旅立ちは寂しい。でもシリーズのファンなら見届けなくてはいけない作品
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