ローガンの最後を描く作品にして、ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートのシリーズ卒業作品。
X-MENでもウルヴァリンでもなくタイトルが『LOGAN』なところが、1人の男の生き様と最期を描く物語として相応しい。
強く孤独な男が弱き者を守って悪に立ち向かう、ウェスタン風ロードムービー。
アクションがグロさも含めて本格的。原作コミックあるらしいけれど、アメコミアクションというよりヒューマンドラマ。X-MENシリーズの他の作品とも独立した雰囲気。別の世界線でありうる未来を描いている印象。
ヒュー・ジャックマンは老いたローガンを熱演、ウルヴァリンと同じ力を持つ少女ローラの存在感もすごい。
R15指定だけあってアクションがグロくて痛々しい、でもだからこそリアルで、ローガンの孤独な戦いに真実味を与えていた。
ともにX-MENとして導き導かれてきたローガンとチャールズが、船を買って海に出ることを夢見て余生を送っているなんて切なすぎる… ローラとの疑似家族、ずっと続いてほしかった、切ない…
卒業作品なのは寂しいけれど有終の美でした。