デッドプール2で、冒頭のワンシーンでローガンの結末をネタバレされてしまったので鑑賞（笑）
ローラ、天才子役すぎて見入ってしまった。夢中になった。彼女のミステリアスながら無邪気なキャラクター性、暴虐なアクションシーン、完璧だった。
X-MENシリーズとして見てはいけないですね。ダークすぎる。西部劇に影響を受けた荒野のロードムービー。その題材や設定の一つとして、X-MENを取り入れた、とい感じ。物語の背景も、旧三部作での続きでもなさそうだし、かと言って一個前に公開されたアポカリプスの時間軸でも無さそうなので、「ローガンの最後」をテーマにした映画として観るのが正しいと思う。この作品で始まりこの作品で終わる世界観。実際はどうかわかりませんが。
てわけで、普通に名作映画です。あまりにも名作。泣けるし色々と考えさせられる。差別問題に対するアンチテーゼだったX-MEN、の終焉が、結局は敗北で終わってしまう。いや、希望もあるし、完全に敗北ではないのですが・・・
200歳になっちまうローガン。90歳を超えたチャールズ。長きに渡る歴史ある作品で、二人ともやることもやりすぎたし、十分生きたので、仕方ないとも思うのですが、それでも積み上げてきたものがでかいので、やっぱり悲しい。ていうより、冒険が一通り終わった後、少年漫画や映画でのその後のその後、キャラクター達の寿命が途切れる部分を作品にするのって滅多にない。
