先程見た山本淳一監督のミートボールマシン オリジンのDVDに収録されている山本監督の処女作の短編映画。
ぬ〜べ〜の鬼の手がちん子になったら的な発想があったかは知らんが右手がちん子でした。
そんな人体実験でちん子と化した腕を神の性器と崇め女どもを行きずりにレイプする変態ちん子と目ん玉がちん子になった主人公がどっかんばっかん大騒ぎ。
いやね、内容だけ聞くとめちゃ面白っそそうやけど本編みたら否、笑えん。
本人達はコレをコメディにしようとする気はさらさらなく、こんなポンコツ話を真剣にやってる事が既に馬鹿。
山本監督はこの頃はまだ律儀にまともにホラーしようとしてたんかなぁ?いやまぁ全然まともやなかったけどね。
8mmフィルムのこの退廃的な感じといいアングラ感はもれなく雰囲気良いけどミートボールマシンよろしく全くおもんなかった。
どっかの監督のインタビューかなんかでミートボールマシンは『鉄男』にめちゃ影響受けて、だからこそ『鉄男』を意識せずに努力はしたらしいけど本人もあれは『鉄男』やね。と後々語ってたわ。
スティーブン・ノリントン監督の『デス・マシーン』を見てあのマシーンを肉で作ったら面白いな、ってことでクローネンバーグのイグジステンズなんかをもとに生まれたのがミートボールマシンの原型と語っていたのも興味深かったですな。
人間を操縦する寄生虫ってのはスチュアート・ゴードンの『ロボジョックス』からみたいやし割とそういう話を聞いてから見るとなかなか楽しかったですねー
まぁ本編は全然おもんなかったけどな。
しかしそんな何十年も未公開なままの本作やミートボールマシンを廉価でリリースしてくれたフォワードさんの熱意にはよりグッとくるもんありますわぁ