ふとある日彼女が交通事故に遭い昏睡状態となる。
しかし次の日、目の前には元気にお弁当を用意いる彼女
「1週間の期限をもらったの」
そこから始まる1週間の2人の日常。
「every day」というタイトル通り
毎日の何気ない日々がどれだけ儚く大切なのか思い知らされる映画
起承転結もなく、ただただ1週間が過ぎていく。
普通なら死なないように必死に努力したり、思い出の地をひたすら訪れたりすると思うが、そういったことは一切ない
でもそれがリアリティあっていい。だって実際そうなってしまう人がほとんどだと思うから。
そして疑問に思ったのが1週間という期限が設けられている中で会社に通う主人公。
1週間しか猶予ないのに8時間外出ちゃうの?ってびっくりしてしまった
でも実際、いきなり現れて1週間と言われても信じられないし、自分の妄想なのかもしれないとか疑ってしまうし、行かなきゃマズいって気持ちになって行っちゃうのかも。
食べていくために働いているのに
人生は1度きりで、その中で選んだ大切な人の死が近づいているのに
仕事はそう簡単に休めないんだなあって
主人公が本当に休みたかったか、休みたくなかったのかは分からないけれどね。
今の人達は様々な選択できる機会が多かったり、刺激的なものに溢れてたりするけれど
家族でも恋人でも
お弁当を作ったり、作ってもらったり、
ありがとうって言ったり
ただいま、お帰りを言い合ったり
そんな些細な幸せが本当の幸せなんだって気づけたら
幸せってみんなの想像している以上に溢れているんですよね