Kaoru

サバービコン 仮面を被った街のKaoruのレビュー・感想・評価

3.7
クレイジー!!
とてつもなくクレイジー!

ボーンシリーズのマット君はどこにもいない笑。丸々と素晴らしく美味しそうに肥えてて、まず笑える笑。でも、役柄なのだそうで、きっとアクションの役が来たらまたキレっキレな感じを見せてくれるのではなかろうか。たぶん。

コーエン兄弟が好きすぎるので、ひいき目なしでは語れません。50年代に実際にあった白人住宅街に越して来た黒人ファミリーの話をコーエン兄弟が脚本として眠らせていたのだそうで、それをジョージがサスペンステイストを入れて作品にしたのですって。盛り込み感満載だけれど、ちょっと深い娯楽映画だと思って身構えず鑑賞されるのがオススメ。

主人公は他でもなく息子のニッキー君。オトナたちは見た目のあぁだこうだと騒がしいけれど、ニッキー君とお友達の無言のキャッチボールに胸詰まる気持ちにすらなったわ。
この作品には「うわべだけでは分からない」というところがわんさか出てきます。良さげな街、良さげな暮らし、良さげな人間…、そう思ってるものもメッキを剥がせば一体どうなの?ということを気づかせてくれるわ。

あとね、子供2人で話したことが印象的。顔に出したら負けなんだぜ。この言葉があったから、ニッキー君は父親に触発できて、それにまんまと乗った父親がムシャムシャっと食べたから…
つまり、この混沌に終止符を打ったのはニッキー君。子供って偉大だぁ。

いっつもオトナに巻き込まれるのは、子供たちだけれども、多分、子供は想像以上に強くて再生するエネルギーをたっくさん持っているものだと思う。子供いないからわかんねーけどw

とにかく、クレイジーな作品ってことだけは言える!たまにはいいわよ、こんなのも。