あくとる

サバービコン 仮面を被った街のあくとるのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

古き"良き(白人にとって)"アメリカを葬り去る。
まさにトランプ時代らしい作品。

共通の明確な敵を定め、皆で攻撃するのは簡単なこと。
自分が正義だと確信し安心できるからだ。

白人しかいない町こそが理想郷だと信じているサバービコンの住人たちは、突然越してきた黒人という未知の脅威にばかり目を向けている。
しかし、そのすぐ隣の家では白人同士が私利私欲のために殺しあっているという皮肉、滑稽さ。

これからのアメリカへの希望が込められたラストのキャッチボール。