幼い頃のトラウマと宗教上の理由により、銃には触れず、人殺しもしないと誓い、兵士を助けに助けまくる衛生兵の実話。
主人公のデモンド・ドス役をアメイジングなスパイダーマンや「沈黙」でパードレを演じたアンドリュー・ガーフィールドが演じます。
ほぼCGを使用していないという事で、その部分にも興味があり、プロモーション映像などは事前にチェックしていたのですが、それにしても迫力と緊張感は凄まじかったです。
ただ、沖縄戦という事で大変複雑な思いで鑑賞しました。
主人公に負けない日本兵の芯の強さまで描かれていた事は良かったと思いました。
白衣の天使役テリーサ・パーマーの美女っぷりも手伝い夢のような前半に比べまさに崖真っ逆さまな後半。「ディア・ハンター」を彷彿とさせるアメとムチっぷりでした。
あと、こんなに真面目な役のヴィンス・ヴォーンを見たのは久しぶりです。笑
「プライベート・ライアン」越えのグロさと聞いて覚悟していましたが、グロシーンは大丈夫でした。私が一番怖かったシーンは入隊して間も無く、空気読めずにニヤけまくっていた主人公が一番怖かったです。
実話という事ですが、本当にあの崖はあれほどの高さあったのかという部分は失礼ながら疑わしいなと思ってしまいました。とにかくそれを差し引いたとしても、大変見応えがある映画でした。