血が苦手、戦争ものも勿論苦手です。
でも評価良いしと。
アンドリュー・ガーフィールドは「BOY A」で初めて観て上手い人だと思いました。
あれから10年近く。
スパイダーマンも演って、こんな映画の主役もついに。。と感慨深くなりました。
そういえば沈黙もだ。
今年は史実系なアンドリュー。
戦争の描写も確かに凄かったけど、前半、比較的丁寧にデズモンドという人を描いているから最後の方の凄惨な戦争の現場の彼の想いがたってくる気がしました。
アンドリューはしっかり彼の個性を演じていると思いました。
ちょっとした笑い方、キメ顔なんて絶対しない性格、純粋過ぎる目つき、でも頑なに自分の信念を曲げないところ。
戦争映画でもあるけど1人の人間を描いた映画でした。
あとプライベートライアンの冒頭戦闘シーンも今回のこれも本当にど迫力の渦中にいるリアル感が半端なくて見ていて本当に疲れます。(褒めてます)
少し違うのは、爆破ま俯瞰から撮ったり、敵に向ける銃口を上から撮ってみたり、戦争の終わりの頃のとある日本軍人のシーンも、何か画角や象徴カットにも凝ってるところが見受けられました。
ラストのシーンはまさに象徴カット。
実際の戦争や日本サイドアメリカサイドの話をしている人もいますけど、それはある程度は偏るのは仕方ないのかなとも思って戦争映画を観ています。
アメリカって昔からある一定量の戦争映画でヒーロー化した志願兵や軍の人を讃えるような映画を作り、一般の人を軍に勧誘している部分もあると聞きましたが、ちょっと本当かもなぁ。。と思ったりしてしまいます。