まめこ

ハクソー・リッジのまめこのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.0
あぁこの映画好きだなー。

とりあえずデズモンドさん(主人公)×メルギブだと思いました←第一声がそれか

熱心なカトリックであるメルギブにとって、自身の宗教的信念を貫き通したデズモンドは尊崇の対象で、アル中で苦悩する父はメルギブ自身で、かつその父を胸中で撃ち殺したデズモンド自体も自身の投影で。
メルギブ監督作品って彼の自傷行為みたいな所があって好き。

メルギブのデズモンドさんへの憧憬と焦燥がやばい。デズモンドさんは絶対揺らがない。どんな仕打ちを受けても。
そんな彼にメルギブは憧れて憧れて憧れて憧れて憧れて、でもデズモンドさんは鋸崖から担架で降りてくる際に、光に包まれて天上へ帰ってしまわれました。
あそこでメルギブも一緒に殉教したのかしら。
私には取り残されたメルギブが見えたけど。(あ、別にこのシーンでデズモンドさん死んでません)

あと個人的にデズモンドさん凄く好き。
こいつやべぇ。
ちょっと常人には理解できない。
本作においてのデズモンドさん、概ねスティーブ・ロジャースだから。
(史実としての彼の性格は知らない)

デズモンドさんとガー君は全然顔似てないのに、あのアルカイックスマイルによってすごく似て見える。こちらの言葉でこのひとの心が動くことなんてこれっぽっちもないんだろうなという虚無感さえ感じさせる凪いだ大海のような微笑み。
役者さんて凄いですね(小並感)
まめこ

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