数ある戦争映画の中でも特に記憶に残るであろうものでした。
役者の演技もリアルで、「戦争」というだけでは言い尽くせないものが詰まっていました。
主人公にもちろんフォーカスしているんだけど、中盤から後半にかけてのハクソー・リッジの攻防ではその主人公だけでなく、どれだけそこが激戦区で厳しいものだったかを見せつけられました。
ハクソー・リッジの攻防は戦争映画史に残るシーンだと思いました。
主演のアンドリュー・ガーフィールドが愚直で柔らかい笑顔が印象的だが、揺るがない「信念」を持った主人公を熱演。あどけなさとか笑顔が素敵で、フォレスト・ガンプのトム・ハンクスに見えちゃう時がありました。
そして、監督のメル・ギブソンもやはりすごい。ワンス・アンド・フォーエバーを彷彿とさせる戦争感…なんとも言えません。
そして、実話ということ。
なんと言えばいいかわからないけど、勇気ある行動だし、生半可な気持ちではなく信念を持った行動ってどこの世界でもきっと通用するんだな、と。
映画としてもすごく良くできていて、生い立ちから主人公を作り上げた環境をうまく見せてくれて単なる戦争映画ではないように感じました。
どこのシーンという訳ではなく、全般的に涙が出そうになりました。
感動です。