まったくの役立たずのお荷物の腰抜けと見なされていた主人公が、激戦の混乱の中みんなを励まし続け、誰よりも冷静に救っていく様はどうしたって感動してしまう。自分だったらパニクって足がすくんで、しかもあんなぐちゃぐちゃになった体に触れることなんできやしないと思うから、神だ。恐怖と痛みに震える兵士達はその時どんなに心強かったか。
思い知った。
人生には絶対的に励まし役が必要。
いい時だけ、上辺だけの励ましじゃなくて、最も打ちのめされてる時に投げかけられる、強い信念と行動のともなった
「あきらめるな！だめかどうか誰が分かる！大丈夫」
…これにはもう、一生ついていきたくなる。
ひとり気合いを入れてもすぐに怖気付いたり気力が萎えてしまう、人は元来とても脆くて弱い生き物だから。
どんな時も信じて励ましてくれる存在というのは縁の下の力持ちなんてレベルじゃない、神々しく偉大な光。自分も誰かをほんの少しでも照らすことができたらいいのにと思った。
