みやり

ハクソー・リッジのみやりのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
3.6
アカデミー賞に絡んでるっていうことと男版ナイチンゲールみたいな感じとどこかでチラ見して見始めた。

沈黙に出てた人だー!沈黙良かったよー!とか最初思いながら見ていてしばらくして、沖縄戦だったのねと気づいた。日本人としては複雑な思いでした。

主人公は強いポリシーと信仰があって徴兵が強制でもないなら軍隊に入らない方良かったんじゃという思いが消えない。士気が下がるし命がかかってる時仲間も助けられないんじゃ足手まとい。仲間が反射的に自分を助けているうちに殺されてしまうかもしれない。父親や上官の言うことはもっともだと思った。

戦闘シーンが遠くから撃ち合うようなものではなく至近距離の塹壕で撃ち合い、銃剣や手榴弾で殺し合う超接近戦が恐ろしくて涙が出てきた。

後半の主人公の活躍は目覚ましく、感動したけど手榴弾打ち返した時は笑ってしまった。

実在の人物なんだよね。英雄扱いだったけど戦後本人はまた静かに祈りを捧げる日々に戻ったっていうのがよかった。
みやり

みやり