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ハクソー・リッジのkomoririririのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
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ハクソーリッジって沖縄だったのか。。
最後のシーンが衝撃。
ふんどし一丁。手榴弾で巻き込み自害する日本兵。
対して、「もう1人、もう1人…」と日本兵までも助けるドス衛生兵。自分が負傷しても「僕の聖書はどこ…?」

岡本喜八の沖縄決戦の、米軍につっこみ踊り狂う老婆を思いだす
日本のアミニズム。
キリスト信仰のアメリカ。
これだけ死生観が違うのに、両軍の血は同じ赤に染まる凄み。

昔の日本の戦争映画よりも、アメリカ映画の方が、違和感なくスッと観れてしまう自分に驚いた。日本人なのに。ファンタジーじゃないよ!
ハクソー観た後に、何となく靖国神社に行ったけど、遊就館のビデオに違和感を感じたり。
ドスと同じような日本兵の手記があって、たまらない気持ちになったり。

タラもレバも、血と地と治。
小腹が空いて食べた売店のソフトクリームは、不気味なほどにおいしかった。
メルギブソンの問題行動や差別発言のまとめ記事をググっていたら、クリームが左手で溶けてベトベトになって、失敬ながら神社のお清め水で手を洗った。

蝉の音がうるさいし、こびりつく汗が気持ち悪くて、足早に会社へ行く。
昔、戦争ってものがあっただけ。
私が感じる敗北感はフィルマークスに埋葬する。
ドスも日本兵もメルギブソンも狂ってるし、狂気に敵うものはない。

うちのじぃちゃんも陸軍の衛生兵だった
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