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ハクソー・リッジのherokoのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.3
実話の映画。
太平洋戦争末期1945年の沖縄戦線。
“ハクソー・リッジ(鋸の尾根)”
デズモンド・ドスという人が銃を持たずに戦地に衛生兵として赴く。軍隊にいる時から銃の訓練を拒否して周囲からは腰抜けといじめられ、上官の命令に背いたと軍法会議にかけられる。

会議での彼の言葉が残った。

「 衛生兵として戦うことにしました
他の兵士達とともに
皆は殺すが 僕は助けたい
人と人とが殺しあう中、
一人くらい助ける者がいてもいい。」

戦争する中、たった1人でもこんな発言ができる人がいるなんて衝撃を受けた。


戦地での何度も救助し危険な場所に戻りながら、

「 あともう一人だけ 助けさせて下さい
もう一人だけ
もう一人だけ。」

こう祈りながら何度も何度も戻り
過酷な戦地で負傷した仲間を運び出す姿に
もう充分だよ どうか無事に
早く終われと何度も思った。
戦争映画は観ていて苦しい。

でも知らなくちゃいけない気がする。
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