このレビューはネタバレを含みます
第二次世界大戦の沖縄戦で武器を一切持たず衛生兵として75人の命を救った、デズモンド・ドスという一人の敬虔なキリスト教信者の実話をメル・ギブソンがドラマ化した作品
前半はデズモンドの少年期から妻との出会い結婚の約束まで。
父親が第一次世界大戦で精神を病み、アルコール中毒で母親にDV。兄と自分も暴力で育てられた環境だった。
子供の喧嘩で兄にレンガを当ててしまい、危うく命を落とす一歩手前の出来事を起こしてから、なおのことキリストの教え『汝、殺すことなかれ』を胸に刻む。
後半は一転して戦地での凄まじい出来事、息を呑むシーンの連続となる。
公開当初、高く評価されたらしいが『ブレイブハート』と『プライベート・ライアン』以来、最も暴虐で血まみれた殺戮‼︎とも言われている。
確かに目を背けたくなる惨虐さがこれでもかと連投される。
日本兵の卑怯さみたいなシーンが最後の方に出て来て日本人としたら不快感あったけど、、作品としては素晴らしいと思った。
殺し合いの戦争をして良い事など一つもないのだから‼️
ドラマの最後に本人、兄、上官が出て来て本心を語る。
本当にあった話なんだと改めてゾッとした。
『1917...』は劇場で観るつもりはないけど、この機会にまた戦争映画を見直してみようかなと思っている。