太平洋戦争に揺れるアメリカ。デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は陸軍に志願するが、ライフルの訓練時に彼は銃を触るのを拒否する。
実在の人物をもとにした映画。
メル・ギブソン監督らしく信仰がテーマの映画。この映画を観て初めて知ったのが良心的兵役拒否。そんな制度があるのね。
戦場=殺し合いの場なのに、人を殺さない、銃に触るのを拒否。観ているこっちも「何を言っているんだ?」状態になる。嫌がらせを受けようと、エグイいじめを受けようと、軍法会議になろうとも信念を曲げない主人公。周りが折れていく描写がいい。
後半の沖縄戦も凄い。どっちが正義とか悪とかではなく、ただ互いに殺し合う様子が描かれている。
【名セリフ】
"We're not in Kansas anymore Dorothy."
「カンザスから遠いところに来てしまった」
「オズの魔法使」からの引用。
"Please lord, help me get one more, help me get one more."
「神よ、あともう一人助けさせてくれ、あともう一人」
"I thought I was Blind."
「目が見えなくなったかと思った」