にっしー

ハクソー・リッジのにっしーのネタバレレビュー・内容・結末

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この映画の主題は、良心的兵役拒否者で
実在のデズモンド・ドスさん(故人)への、リスペクトなのだね

確かに、十戒の「汝殺すなかれ!」を信念として、銃を持たず、衛生兵として一人でも多くの人を助ける為に戦争に行くって、ものすごい事!

幼少期のエピソードや奥さんとのニヤニヤしちゃうようなラブラブのシーンもあって、父のアル中や、影の部分も描きながらも
前半は、デズモンド(=アンドリュー・ガーフィールド、アメージング・スパイダーマン😙)の人となりを丁寧に描写
奥さんも本人も素晴らしい!なーんて思っていたらば、、、

戦場に舞台が移ってからの悲惨な場面の連続といったら…
戦場になったのは、沖縄のハクソー・リッジ(前田高地)で、戦闘の相手は日本兵
火炎放射器で焼かれる、銃撃で手足は吹き飛ばされる、内臓散らばってる、死体だらけでその死体にウジが沸いて、ネズミが集っている…💦
その中を、敵に襲われる危険も顧みず、銃を持たずに怪我人を助けて回るデズモンドは、ホントに凄い
日本人も助けられてたと、凄い!

でも、、、この作品
沖縄が舞台で戦闘相手は日本兵って事もあるから、特に感じるのだろうけど、もう、何という悲惨さ!惨さ!
相手にだって、家族や恋人もいるんだぞ!泣
民間人だって大勢犠牲に…泣
いや、そういう事じゃないのもわかるんだけど泣
アメリカだって、甚大な被害…泣
アメリカの映画ですからね、戦争なんだし、そりゃそうだけど…


戦争の実態(こんなもんじゃないだろうけど)を描いて、無残さや酷さを訴えるのなら納得なのだけど、
グロ過ぎる映像はそういう事かもしれんけど、
ラストになると本人が出てきて、「一人でも多くの人を助けさせて下さい」と、神に祈ったと述べておられて、いや、すごよ、ホントに凄い!信念を貫くのも、した事も! 
反戦の映画じゃないし、、、
けど、
んーーー、、、とモヤモヤしてしまった

8月だし、不戦への思いを胸に新たに刻む季節に観たせいっす、、、
でも、悲惨さは嫌って程伝わってきた!😭
にっしー

にっしー