ハクソー・リッジの作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

ハクソー・リッジ2016年製作の映画)

Hacksaw Ridge

上映日:2017年06月24日

製作国:

上映時間:139分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「ハクソー・リッジ」に投稿された感想・評価

津次郎

津次郎の感想・評価

4.0
メルギブソンはタカ派でピューリタンなひとだと思う。
とはいえ、タカ派もピューリタンも、わたしはその意味をよくわかっていないw。
タカ派は国粋主義的で白人至上なトランプ大統領みたいなかんじを言っている。
ピューリタンは宗教的意味合いよりホモフォビアな側面を言っている。ヒースレジャーにホモ映画(ブロークバックマウンテン)に出るのはやめろと諭した逸話は、けっこう知られていると思う。

国策映画などという言葉があるが、自国のことを善良かつ正義に描く映画は、ぜったいに正しいと、わたしは個人的に思っている。どこに自国を悪く描く国があるだろう?そんな国は日本だけだ。徹底した自虐がわたしたちに何を及ぼしただろう?

わたしはもちろん戦争を知らない世代だが、戦争をヒロイックに描いた映画が日本にもあっていいと思っている。坂井三郎を劇的で完全なエンターテインメントとして描いた、たんじゅんな映画を見たいと思っている。

エンターテインメントに必要なのは、たんじゅんさだと思う。誰が良いのか。誰が悪いのか。もちろん悪にも両義性をふくませないと、抗日映画みたいな形骸になってしまうが、勧善懲悪のたんじゅんさはエンタメのきほんだと思う。

そのうえで、太平洋戦争で戦った我らの先達をスクリーンで縦横に暴れさせて欲しかった。むろん永遠に無理だ。事実上、戦争に負けたことは、創作に恒久的な規制がかけられたも同じである。戦争に負けると英霊は戦犯に変換される。たんじゅんなヒーローをつくったら、内外の反日から叩かれて、仕事や活動の場を追われてしまうにちがいない。

ただし公人でなければヒーロー視していいし靖国神社へ参拝してもいい。わたしは政治を知らないし右も左もきらいだが、基本的に日本がわるい国だと思っているならば、とっととよそへ移ったほうがいい。
けっきょく、作り手がたんじゅんで明解な善悪の判断基準をもっていなければ、戦争エンタメなんかつくれない。タカ派でピューリタンみたいな人でなければ、いい戦争映画なんかつくれないのである。

ただアメリカとて、一枚岩じゃない。アメリカを良く描きすぎるとリベラルから反撥の声があがる。その辺は中共と違ってさすがだが、きょうび、ハリウッドで戦争関連映画をつくるとなれば、その市場はこの星全域であって、左へも右へも振らない監修が働くのはとうぜんだ。

映画ハクソーリッジにはタカ派が描いていることのたんじゅんさと、しっかりしたバランスの監修が働いていた。
おそらくメルギブソンは、デズモンドTドスが(自身と重ね合わせて見ることもできる)敬虔な融通の利かない信者であることに絶大な信頼を寄せていたと思う。
ホモフォビアというのは根っこにある生理だ。公的にはLGBTs差別反対のスタンスであったとしても生理ならば揺るがない。その頑迷がある。
要するに、この映画には、いい意味のたんじゅんと、いい意味の頑迷があった。だからいい映画にならざるをえなかった──のである。

こんな現実があったんだなぁと地面にひれ伏すしか無かった。
舞台は1945年ハクソー・リッジ。沖縄。日本である。
この映画を日本人が観ずして他の戦争映画の何を語れるだろう。

数多の戦争映画を観てきたがそんな私さえ目を背けたくなるような描写。
デズモンド・ドスが見てきた現実が鮮明に映し出される。
やはり“見てきた”人間の目は違うなと思った。
そうか、これが現実に起こったんだな。
実感が無い。
戦争の意味なんて何処にも無いよ、大胆ながら呆気なく消費される命を観て思う。

少し違う角度の感想になるが、デズモンドが過去の過ちや失敗、基【自分の経験】から学び、人生を構成し実現していく彼の人間性そのものが素晴らしいと思った。
『過ちを繰り返さない』言葉で言うのは簡単。だが、デズモンドの様な信念で叶えるのはどれ程に難しい事か。

めっちゃ好きです、皆に観て欲しい。
hasegawa

hasegawaの感想・評価

3.6
・第二次世界大戦の激戦地で命がけで75人もの負傷兵の命を救ったデズモンドという人間の実話をメルギブソン監督が描く

・人を殺すのではなく、助けたいという意志で戦地に赴き、弾丸が雨のように降りそそぐ戦地で、敵味方関係なく負傷した兵士を助けるギズモンドの使命感に心が洗われる

・プライベートライアンを超えたと称される戦闘シーンは見ていて、悪い意味で鼓動が早くなる(誉めてます)
日本にいれば当然日本視点の戦争を学ぶので、アメリカ視点の戦争を見られて勉強になった

デズモンド・ドスはすばらしいけど、とにかく戦争シーンが凄惨で戦争はするものではないと再確認させられた
藤

藤の感想・評価

4.0
激戦の中、手にした銃を担架に変える衛生兵。
「みんなは殺すが、僕は助けたい」
そんな強い信念を持った衛生兵が危険を顧みず何人もの負傷兵をたった1人で救うノンフィクション作品。
ダオ

ダオの感想・評価

4.1
2016年にアメリカとオーストラリアでつくられたメル・ギブソン監督作品。第2次大戦中に銃を持たず多くの負傷した兵士を救ったデズモンド・ドス衛生兵の真実の物語。

兵器を持たない兵士を良心的兵役拒否者というのですね知りませんでした。こういう人をいじめてしまう大衆の心理とはどういうもんなのですかね? 

信心深いメル・ギブソン監督ですからこのドス衛生兵をイエス様に見立てているのでしょうか。にしても戦闘シーンの長さと悲惨さは他の映画にないでしょうあまりにリアルでした。日本人なのにドス衛生兵を応援したくなるというねぇ。
すごく良かった。信念に想いに心が震えた。信じるものがあるって素敵。
pasatiempo

pasatiempoの感想・評価

3.6
初見。
 武器を持たず戦地へ赴き多くの負傷兵を生還させたデズモンド・ドスの体験を映画化。M・ギブソンが監督。
 ハクソーリッジは、沖縄戦の舞台であった"前田高地"を米軍がつけた名称。

 前半は主人公が落とうとを危うく殺しかけた事から、殺すことはしないと心に決め信仰する姿と入隊してから奇人扱いされるまでで、確かに軍では浮いた感じに見られるのは致し方ないのかな。あの中でも自分の意志を貫く決意が凄い。

 後半は一転して戦地突入で舞台が沖縄戦。本土決戦ということでお互いの激しさが増す中で、衛生兵としてよく弾に当たらず遂行できたと正に神がかり。
 馬鹿にしていた仲間が被弾しても懸命に専念する行動に揺るぎない信仰心に感服。
 この戦いで57名もの命を救ったそうで中には日本兵も助けたという。

 なぜ戦争するのか、一番疑問に思いながらも無心で正義として目の前のことを実行する、当たり前のことやっていたのかも知れない。

視聴環境:吹替え、本編ノーカット
パンフ:未保有
俳優として数々の話題作に出演し、監督としては『ブレイブハート』でオスカーも手にしたメル・ギブソンがメガホンを取って放つ感動作。第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物をモデルに奇跡の逸話を描く。主人公を『沈黙 -サイレンス-』などのアンドリュー・ガーフィールドが熱演。自身の信念に基づき、勇気ある行動をとった兵士の物語が胸を打つ。
第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。
2021.02.28
過去鑑賞

アンドリューガーフィールドが出てるのと戦争ものということで鑑賞。

接近戦が1番激しい戦場で武器一つ持たずに敵味方関係なく多くの人を救った兵士の実話。かっこよかった。
目が腫れるほど号泣した。

見てよかった
ただ、今まで見た戦争映画の中で1番グロい。ほんとにグロい。飯は先に済ませてください。

ちなみに沖縄戦の話で日本兵が敵として描かれてるからちょいと複雑