かなき

ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハートのかなきのレビュー・感想・評価

3.2
【〈友〉への想いが奇跡を結び、
未来への希望が生まれるーーー。】

『でも今度は3人一緒なんだ。
何も怖いものはないじゃないか』

『この命は…あいつからもらった、
超特別な命なんだ!』


人間を超え、支配することを目的としたロイミュード。彼らを“友”と呼び、決して汚い手を使うことなく、目的を遂行しようとしたハート。

ロイミュードを生み出した父親の罪を償うことを宿命としていた剛。

ロイミュードであるハートは仮面ライダードライブとして戦う進之介とぶつかり合うことで、人間の心に触れる。
剛は、ロイミュードでありながらも人間を守るチェイスに反発しながらも、結果的には心を通わせる。
反対の立場にいながらも、同じように真逆の存在に触れる結末を迎えた2人がメインのスピンオフ。
本編の延長感は否めなかったが、相反する2人の軸を重ねるストーリーはとても上手く、純粋に感動してしまった。

特に、チェイスと遅すぎる友情を交わした剛が、チェイスはダチだと言い切るシーンは涙無しには見られない。
ハートをはじめとするブレン、メディックのロイミュード3人組も主役に匹敵する愛らしさ。
ドライブは誰一人とってみても主役級の魅力的なキャラクターばかりだと改めて感じた。
そしてやはり、この作品もチェイスがより好きになってしまう作品であった。
かなき

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