ヒロシー

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのヒロシーのレビュー・感想・評価

2.5
大学の授業で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)を読んだので、サリンジャーの隠遁生活がヤバイ事は知っていたが、妻と娘をスルーして生後間もない息子にキスをするのを実際に映像で見せられるとヒィっとしてしまう。そしてそこに至るまでの彼の人生が、端折ってはいないものの描写不足だと思う。脚本家としては手腕を発揮しているダニー・ストロングだけど、監督としての引き出し不足だったかな。結果、演技は完全にケヴィン・スペイシーの一人勝ちになってしまっていることが悔しい。まさか1日2回サラ・ポールソンを見るとは思わなかった!
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