Benito

導火線 FLASH POINTのBenitoのレビュー・感想・評価

導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)
3.9
【 ドニー・イェン vs 谷垣健治 】

「るろうに剣心」などの日本を代表するスタント・コーディネーターである谷垣健治が、この映画ではドニー・イェンとチームを組み重要な存在。更には最後にドニーとやり合う場面は壮絶。

そのラスト20分で繰り広げられる格闘アクション、ガンアクションに惹きこまれた。
そして縦横無尽に動くカメラの立体感、カット割、スローモーション、背景に存在する自然の木々の緑の配し方、サウンド、どれも洗練されてる。度を越して容赦なく相手を叩きのめす暴力が続くが、スピード感に押されて、エンドクレジットのメイキング・NGシークエンスまであっという間の87分だった。
 
全編、印象的なスコアが流れる。打ち込み系のテンション上げるタイプやバンジョーなどストリングス系の静かで哀しげなタイプのサウンドは「インファナル・アフェア」シリーズの陳光栄(コンフォート・チャン)が担当。
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