たいてぃー

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのたいてぃーのレビュー・感想・評価

3.4
原作未読。奥田民生、音楽の才能は感じるけど、「力まない、カッコいい大人」かな?ジーンズにラーメンスープつけたままでの生放送出演とか、以前にテレビで見た、バスフィッシングを楽しんでる姿とか。こんな振る舞いが、そう思わせる、のかな?
水原希子は、スレンダーなボディに見とれてしまうし、小悪魔さは確かにあるが、男が騙されるのほどの魅力は感じられず。
二人の恋愛が進む様を、キスシーンの連発と奥田民生の曲でリンクさせてるとこは良かった。でも、その後の展開は、ありきたりで残念。
この手の雑誌もので、よく出てくるのはワガママな執筆家。これをリリー・フランキーと安藤サクラがいつもながらの好演。二人とも妙なこだわりを持っていて、笑える。
編集長役の松尾スズキ。主人公のコーロキに編集者とは何たるかと諭すシーンがあるが、この役者には似合わない。シリアスに演じていても、どうしてもコメディっぽい。それでも随所で本領発揮しているのは、何か嬉しい。
そして、主役の妻夫木聡。この役者はコメディがよく似合う。「怒り」「愚行録」は、上手いけど合っていないんだよなあ。今後も今作のような役を期待する。