やっぱ俺は大根仁作品大好きだ!!!
全然誰にも肩入れできねーや〜って観てたのにラストにホロっと泣いてる自分がいてビックリ!
と、いうかLINE開くだけでこの映画がトラウマの如く思い起こされるって相当強烈な作品ですよ!
大根さんは坂本浩一監督とトップを争うほど女の子撮るのが上手いですよね……憧れます。
誰にも肩入れできないながらも、主人公のコーロキくんには肩入れできるポイントがあったりします。基本翻弄される側として、僕らに近いボンクラ感はあるわけですし。
……が、100%感情移入しきれない狂気がやはりある。
鬼のようにLINEを送りまくるところとかゾッとしますわ。
それでも「あ、もうこの主人公応援できないわ……」と見放しそうになるタイミングで、何か事件が起きて、見放しきれなくなる……といった具合で、作品全体のバランスが非常にうまくできていました。
水原希子さんのキャラクター像は本当色々すごいっす……。
可愛くてウットリしながらも、クソ女めぇぇぇぇ!!ってイライラする……のにやっぱ翻弄されます。
あれだけやばい女って、まぁ会ったことないですが、コーロキくんの相手が不機嫌になると、こっちは謝ることしかできなくて、完全に下からになってしまう、あの感じ。本当身につまされます。
そして何と言ってもクライマックスですよね!!!
ちょっと今までの映画のトーンとは想像つかない展開、描写にギョッとしましたよ……。
でも、中盤以降起こる事態ってのは、それまでにちゃんと示唆されているものばかりなので、ギョッとしつつも「これはナシだろ…」とはならない。
個人的にはやっぱSEがツボ
iPhoneタップする音とか本当好き
こう突拍子もないキャラクターがいながら、ちゃんと自分の内面と照らし合わせて、ドキドキしたり、ギョッとしたり、ウルっとしたり、声出して笑っちゃう場面も多々あって……
最高に楽しませてもらいました!
奥田民生のCD買おうかな!