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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのamuのレビュー・感想・評価

2.8
大根監督好きなので、スコアは愛も込めて酷評価。

久しぶりのおしゃコメディで、常連組の新井浩文&リリーフランキーが脇を固め、自身も身を置くこれまた出版業界が舞台(あのオフィスは編集部というよりデザイン事務所に近い)、映画版モテキのスピンオフとさえ感じるサブカルネタの嵐、しかも主演ブッキー、テーマになるのは大好きな奥田民生となれば、そりゃもう期待するなっていうか、し過ぎるなよと言うのも無理な話で。まぁ、し過ぎたわけです。でもがっかりではなくて、大根さんならもっと面白く出来たのでは?!というなんともいえないモヤモヤ感。色々制約があったのかなぁ。予算もあまりかけられなかったようだし、映像の時間も短いし。とはいえ大根さんならではのエンドロールはせめて観たかった。民生へのオマージュ的なものを。

リリーさんはやり過ぎで、新井さんはもう一捻り欲しかったというか。作品トータルとしては安藤サクラさんがさすがの名脇役ぶりを遺憾なく発揮してくれていて、もう安藤さんが出てくれているだけでありがてぇと思った次第。わちゃわちゃさせてくれているのに締まる、という画面の中での存在感。彼女のセンスであり才能。素晴らしかった。

序盤、もう、希子ちゃんが可愛すぎて、水原希子になりたいガールだよーーー!!!と思ったが、過ぎる自己中ぷりに腹立ってきたので撤回(笑)

映画版モテキではツイッターだったのが、今作ではLINEに振り回される感じ。その時代その時代のカルチャーを取り入れて爆発させる大根監督。これからもおしゃクソ映画を作って欲しいです!…けど、地味にホラー要素混在させるのマイブームなんですかね?面白くないからやめて欲しいです(笑)

現在はコーロキくんが美上さんと付き合っていることが喜ばしかった。
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