“自分が変わるんじゃなくて、相手を変える。”
愚かな男と、自由に生きる女。
地元を離れて上京して沢山の人と出会っては別れて行くけども、自分にとってのその人は出会った時が始まりであり、それまでの人生どこでどういう風に生きてきたかなんて分からない。地元の小学校から知っている人みたいに環境が一緒だったら、何かと安心感があったりするけど、同じ環境、共に過ごす時間が短ければ短いほどやっぱり知らない事だらけ。
こんな当たり前の事なんだけど、意識しているようなしていないような部分がすごくこの映画で感じましたわ。
『モテキ』でもそうだけど、自分の人生で突然、華が咲いてその華に夢中になるけど、その華の名前も知らないまま夢から覚めるような。
「私の何を知ってるの?」というセリフを言われ、コーロギくんが何も言えなかったシーンが凄くそれを物語っているように見えたよ。
狂わせガールのような女の子って、案外自分の近くに居たりするもので、結局人それぞれ何を考えているなんて分かりもしないんだなぁーって思った映画でした。
柄でもなくエモい感想が出てきた。うん。笑
自分の見え方を変えるのではなくて、相手の見方を変える。俺もそう出来たらいいなあー。