映像の雰囲気は好きだ。
ふんわりとした光の感じ。
どの場面を切り取っても物語が生まれてきそうな「画」になると思う。
だけど感覚的な映像に、雰囲気だけに頼り過ぎてはいけない…気がする。
リアリティはなくてもいい。
ありえない出会いや設定でも構わない。
なのになんでだろう。
三人の出会い方が「むむむ」と引っかかってしまって、そしたら入り込めなくなってしまった。
留年の通知をあんなふうに放置するかなとか、初対面の人にあんなふうに話しかけられるかなとか、瑣末なことが、気になる。
雰囲気で押し流してはいけない部分がある気がした。