テッパンだとかベタと言われるようなストーリー展開ですが
そこにある人情が丁寧に、優しく描かれているためじんわりと温かい気持ちになります
実際の新宿はここまで優しくはないですけど、ひとりひとりに視点を向けると「あぁ確かにこういう人いるな」と思わせてくれます。
エピソードが3つあるオムニバス形式ですが、これはドラマの頃や前作の映画と変わらずです。むしろ安心しますね。
映画のオチとして用意したためかやはり3つめのエピソードがグッと来ました。
「認知症じゃあない…強いて言えば……忘れられない病気なんだ」
という言葉がとても重かったです。
どストレートにハッピーエンドには持ってきませんでしたが、自分の息子を遠目に見て
「あぁ……あんなバカなことして……」と涙ぐみながら目を細めるさまは
「あぁ……バカなことをした…………」と自戒も込めてるように聞こえました。考えすぎでしょうが。
ともかくいつもどおりの深夜食堂ですが
いつもどおりオススメです
