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鋼の錬金術師のvaryのレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
3.6
February 14th

まぁ見ずにはいられないですよね。原作ファンとしては。
少なからず原作ファンとしてのフィルターはかかってしまいますが、自分なりにフィルターを差し引いて見てみても、日本らしくて、いい映画だったんじゃないかなと思います!

みなさん配役ですごくいろんなこと言ってますけど、自分的には、悪くない配役だったんじゃないかなと思います。クライマックスではしっかりとその役者さんの特徴も出ていたし、2時間映画にしてはみなさん活躍の場がいい塩梅で配分されていたんじゃないかなと思います。自分的には、原作ファンは置いといて、また一からキャラ設定をしていったほうが、映画化としてはまとまるんじゃないかなと思います。これを原作知らない人が見ると、ウィンリーの役どころとかが少し謎になってしまうんじゃないかなと思いますし、やはり原作ファンは、なぜあのキャラクターを登場させなかったんだ!っていって点数を下げちゃいますからね。あの全108話を二時間にまとめること自体が無理な話なんでね。
個人的には、原作好きの翼ちゃんがやっぱ一番ハマってたとは思います。

問題なのは、オープニングから第二幕にはいるまで、ストーリーは置いといても、イタリアでの撮影してる箇所がかなりチープな作り。お金がなかったからといって片付けてしまえばそこまでになるのかもしれないが。一番嫌だったのは、照明。海外の街を封鎖して撮影するのはお金かかるから、時間もかなりカチカチだっただろうが、照明がひどかった。世界観を作るための照明。もちろんポストでいろんなこともできますが、日本はまだそこが弱いし、お金もかかるため、プロダクションがかなり重要になってくる。それがかなりプレーンな照明でやってしまったがために、、、カラリストはサーチュレーションあげてごまかすしかないし、VFXもモロバレの質感が冷めポイント。ポストでは、どうしてもチートするとき、一番質が低いところに映像を合わせるしかなくなるから、プロダクションがめちゃめちゃ大きな鍵になってくる。日本での撮影が行われた終盤は、しっかりとセットも組めているし、照明も悪くないため、VFXもカラーコレクションも気にならなかった。むしろ、原作好きでもまぁ納得できるようなクライマックスだったんじゃないでしょうか。

あとは、ステディカムがやっぱ日本はまだ弱いなとおもいました。フレーミングもきになるところあるし、やっぱブレはきになるもんですね。音楽も、音楽で、日本向けなのか、テレビドラマ的なのか、ちょっと気になりました。

みなさんの平均評価2.7。
それでも興行収入10億超える。これが今の映画の現状なんですよね。あの名作が埋もれてしまっているこの映画界、どうにかしないと、どんどん衰退していく気がする。