ベトナム映画史上巨額の製作費。
新たなアジア・アクション映画。
『マッハ!』や『ザ・レイド』に続く、
珍しいベトナム製作の映画となります。
主演と監督はダスティン・ヌエン。
ハリウッドでも活躍している俳優。
本作では縦横無尽の活躍をします。
ヒロインのアンを演じているは、
ヴェロニカ・ンゴーという女優。
ビックリするぐらいの美人です。
悪役となる無敵のロン将軍には、
ロジャー・ユアンが演じている。
終盤で満を持して登場をします。
アンの夫でパン屋のヒエン、
タイ・ホアが演じています。
最終的に可哀想な人である。
アンの息子でいじめられっ子ホン。
ホアン・クァン・グエンが演じる。
色んな意味を持ったキャラクター。
ベトナム特有の文化が一切ないです。
ファンタジーっぽいが近未来の物語。
『マッドマックス』に剣と鎧が登場。
でも、主人公はバイクに乗っている。
タバコを吸って、ウィスキーを飲む。
ごちゃ混ぜな設定の主人公なのです。
物語は王道的な展開であるが、
終盤ではまさかの種明かしに、
色々とひっくり返されました。
ヒロインに設定を詰め込みすぎた。
そのせいで主人公の存在感がゼロ。
パン屋の夫があまりにも可哀想に。
悪役のロン将軍も驚くような展開。
ヒロインは男どもを振り回します。
本作を簡単に例えるならば、
序盤では「おっ!」と期待し、
中盤では「うむ」と間延びし、
終盤では「えっ?」と驚愕し、
期待値の右肩下がりだった。
本作では女が怖い。
そう思う作品です。