ちどり

ビリオネア・ボーイズ・クラブのちどりのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

坂を転がり落ちる石みたいな2人だったな……賢くて愚かな青年たちがローリングストーンしていく物語
どんどん加速して誰にも止められない無敵さを感じていたけど、結局転がり落ちた先は壁にぶつかって砕けるだけ
ディーンの殺人に目が行きがちだけどジョーの無茶も結構なもので、どちらが悪いとかじゃなく、2人で転がり落ちてったんだよな

ディーンが最初あんなにジョーのことを支援しようとしてたのは、ジョーが成功することで自分も「保証」されるみたいな気でいたんだろうなと思った
物理的に何かをというより気持ち的なもので……同じ中流階級でも頭がいいジョーに自分を投影していたんじゃないかな

あくまで映画上での話になるけど、ディーンがジョーのことを親友だと思ってたのは本当だと思う
ただ、親友より優先度が高かったのが自分自身だったというだけで
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