ケロケロみん

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーのケロケロみんのレビュー・感想・評価

3.5
スター・ウォーズ ストーリー「ハン・ソロ」監督は「インフェルノ」のロン・ハワード。大人気シリーズの続編を無難に作る人ってイメージです。
私の家は親に映画館に連れて行ってもらい、SWを目にして、はるか遠くの銀河に思いをはせるにはお金と想像力のない家庭ではありませんでした。SWシリーズに夢中になっている人はきっと皆恵まれた環境で育っているのだなって思い無縁の存在でした。「フォースの覚醒」から見始めた私は「シリーズものは途中から見ても楽しむことができなければならない」という信念を持っていたので1〜6までの作品を復習することなく三作品を鑑賞。結局ほとんど寝てしまって楽しめなかったので、今年になって配信サービスで1〜6を鑑賞しました。なので今回はやっと背景が分かったので今度こそいける!とおもいました。

結局今回のスピンオフは今までのストーリーに帰納するのでストーリー展開に驚きがない。カーアクションその他のバトルも現代劇を宇宙に置き換えてるだけで目新しさがない。このシリーズはこうあるべきという硬化したアカデミズムのようなものに支配されて映画を見たときの新鮮な驚きに欠けている。

最近アメリカのおもちゃの歴史番組をみていますが、そこには映画がおもちゃ業界の成功にかなりのウエイトをしめてることが解説されていました。特にS Wシリーズは公開のある年とない年では売り上げが天と地ほど違うということでした。
昨年公開された「最後のジェダイ」からまた今年もスピンオフが公開されたのはそんな事情にもよるのかなと。