アメリカの観客動員は今ひとつだったようだが、よくできたスペースオペラだった。ただ、たしかに噂に聞いたとおり映像は暗め。物理的に光量が足りないというか。
話の展開が早く、危機に陥ってはそこから抜け出すパターンがノンストップで続くんだけど、料理の仕方がうまいので飽きさせない。おなじみのキャラと新しいキャラもシームレスにミックスされていて違和感なし。
オールデン・エアエンライクはぜんぜん知らない俳優だったので見るまでは不安もあったが、ハン・ソロというSFアイコンのイメージをうまく捉えて演じていたと思う。ドナルド・グローヴァーの方は予想通り、若いランド・カルリジアンにぴったりだった。個人的にはエミリア・クラークが好きなので、ハン・ソロのGFというだけでない深みのあるキャラクターになっていたのが嬉しい。
ウディ・ハレルソン、ポール・ベタニーのベテラン勢は、まだまだ青臭いハン・ソロに世界の厳しさを教えつつ、彼がこの先生きていく上での行動理念を選びとらせる反面教師のような存在を演じている。ハン・ソロの物語はまさにここから始まったとファンが納得できる作品だった。
ディズニーがスピンオフのラインナップを見直すという噂もちらほら聞こえてくるが、キーラとのその後も知りたいのでこのシリーズは続けてほしい。
それにしても「ソロ」がぼっちのソロだったとは思わんかったw あとミレニアム・ファルコン号がピッカピカだった。