フェイスノーモア

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーのフェイスノーモアのレビュー・感想・評価

2.5
スターウォーズに登場する有名なキャラクターを主人公にした外伝作品。
ハン・ソロの初登場は本編のEP4ですが、この作品の時代背景はEP3とEP4の間辺りでしょうか。
若かりし頃のハン・ソロがどういう風に密輸業者になったのか、という物語です。
仕方のないこととはいえ主人公が普通の人なので、本編に比べてしまうとスケールの小さい話になってしまっているのが残念でした。
各所におなじみのセリフやら音楽やらを入れてスターウォーズ「らしさ」を出そうとしているのは理解できますが、やはりジェダイやシスが一切登場しないスターウォーズ作品は単なる古臭いSFでしかなく…。
敵役も全く個性がなく、割と重要なキャラであるはずのランド・カルリジアンはチョイ役のような扱い。
ヒロインにGOTで有名になったエミリア・クラークなんかを使ってはいるものの、取って付けたような役柄なのでそこまで存在感を出せてもいません。
そもそもEP4の時点でハン・ソロは「ジェダイなんて神話だろ」とか言ってしまっているので、仮に次回作があってもおおっぴらにジェダイは出せないわけですが、どうするのでしょうか?(笑)
次回作がどうなるかはわかりませんが、今作はヒーローが一切出ないガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといった感じの地味な出来でした。
あとは…やはり主人公がハリソン・フォードが演じたハン・ソロに(見た目だけではなく)似ていないのが一番気になりました。