スター・ウォーズの人気キャラクター、ハン・ソロのスピンオフ。
興行的失敗や不評を耳にしていたので、ハードル低めで観たところ、なかなか楽しめました。
映画を通してハン・ソロの腕っぷしや機転のきく頭脳、根底に流れる「善人」ぷり…
様々なスピリットを感じられます。
そして永遠の相棒チューバッカとの出会い、悪友ランドとの出会いも楽しい^_^
映画的にはミレニアム・ファルコンとの出会いが一番ドラマチックでしたけど。
色んな想いが引き継がれた機体だった事や、6でランドが操縦してたのも今となってはジーンとしますね。
しかし暗黒の時代、と言う事で？、戦争映画のようにグレートーンな画面が多いので、いやー画面が暗いですね〜…特に前半は人の顔が良く見えない…。
後半のスペースオペラはとてもスター・ウォーズっぽいのですが、全編ほぼ出演するハン・ソロのメンターとなるウディ・ハレルソン演じるベケットがなんだかどうもリアルすぎるというか、妙に生々しすぎててスター・ウォーズっぽくなさを助長しているような。
スター・ウォーズってシリアスはありつつもコミカルな面もあって、特にハン・ソロってコミカル、ロマンス成分が多いと思うんですね。勿論今作でも軽口は沢山叩いてるんですけど、ベケットが妙にリアルだから微妙なアンバランス感。そう言う意味ではキーラもリアル感があってアンバランス。
ランドとL3が出てきてようやくホッと出来るバランス感に。
ハン・ソロのスピンオフだから、もっとコミカルになるかと思いきや、、という意味で悪い意味でギャップがあるのかもしれないですね。
ただ、映画としてはストーリーが目まぐるしく変化していきながらも、何かに引っ張られるような推進力で進み、一定の水準で楽しめる物にはなってました。
チューバッカが活躍するだけで嬉しくなるし、どんどんコンビらしくなるのは観ててワクワクして楽しいです。
個人的には運命の相手と出会うような暗示があったらもっとニヤニヤ出来たのだけどもなぁ。
ラストのあの人は…！
謎が、謎を呼ぶ。
