Same

人狼ゲーム プリズン・ブレイクのSameのレビュー・感想・評価

2.5
人狼ゲームシリーズ第4弾。
今回はタイトルがプリズンブレイク。

今回は主人公を含め全員のカードが明かされません。なので若干の謎解き要素も楽しめますよ

前回からの自動巻き上げ式首締め機は健在ですが、外にあったゲートのようなものは無くなったようですね。前作で見せたから予算削減か笑

今作は4作目だからこそ作れた変化球ですかね。個人的にはこれまで3作において、高圧的なゲームマスターがその場にいないにも関わらず、高校生たちが黙々とゲームに参加し自由時間に脱走を企てない指示待ち現代っ子なことに悶々としてたのですが笑、ようやく脱走してみようかという展開が登場し納得です。
なんですが、なんか運営側の管理のずさんさがアホっぽくてプリズンブレイクの緊迫感が無いのが残念。

幼馴染がいじめられていたのを見て見ぬ振りしていたことが、ずっと心のしこりとして残っていた主人公は人狼ゲームで、そのいじめられていた幼馴染の男子と再会します。
でもあんなところで急に襲ったりするか?笑

今作も相変わらず人物描写が下手くそなので、この2人の心の動きが納得いくものになっていません。
せっかく回想シーンまで用意して、この2人を軸に描こうというところまではわかったんですけど、2人のわだかまりにおいて、主人公の気持ちの動きは分かったんだけど、心を塞いでいたいじめられっ子の方に、どういう心の動きがあったのかが伝わりませんでしたね。

これ一本で到底面白い映画とは呼べないし、3作目以降ずっと同じ監督さんなんですが、成長の跡は正直皆無なので、このレベルであとは低空飛行していきますよ、このシリーズ笑
ある意味クオリティは維持してますけどね笑
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