なつ

アルジェの戦いのなつのレビュー・感想・評価

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
5.0
『我らに自由を』、『民族の誇り』
アルジェリアのフランスからの独立(1954年~1962年)までのアルジェリア戦争を描いている。
50年前の映画ですが、もっとも現代的な…普遍なテーマを感じた。
現代も変わらないんだなって唖然とする。
本作を観ていると、『尊厳』という言葉が頭の中をループする。
民族の“尊厳”、人間としての“尊厳”。
人間が人間らしく在ること、
ごくごく当たり前の(普通)日常をおくれること。
当たり前の“自由”を。
こういった行為(戦争、紛争、侵略)は、人間の尊厳を奪うことに他ならない。
戦争の構造を理解する上で観るべき作品だと感じた。
なつ

なつ