試写会にて。
IMAX3D字幕。
原作未読。
映像美は素晴らしい。サイボーグの動き、表情、バトル、モーターボール、背景グラフィックは綺麗。3Dで見る価値はある。
だが、肝心のストーリーは、原作はもっと長いのでしょうがないのだろうが、一本の映画としての区切りをつけた時に、まるで前日譚のようなお話になってしまった印象を受ける。
前半は引き込まれるが、中盤はやや必要性に欠けたり、唐突なエピソードが入れ込まれる。また、人物の感情の動きは雑に感じられる。特にアリータに関しては突飛な印象を受けてしまった。
イドとアリータを擬似の父と娘にするのであれば、もっと色々エモーショナルになれるエピソードがあっても良いのではないだろうか。母の扱いも雑すぎる。
また、マハーシャラ・アリがこんな役で出るのかいって言う驚きと残念さも。
本当の意味での役不足感が否めない(汗)
アクション映画としては面白い映像が見れるし良いとは思うのだが、何も知らずに観た身にとっては、この結末のつけ方は、肩透かしとしか言いようがない。
