Shelby

アリータ:バトル・エンジェルのShelbyのレビュー・感想・評価

4.5
原作は「銃夢」という木城ゆきとによる漫画を実写化したアリータバトルエンジェル、見てきました。勿論IMAXで。いやもう面白すぎ!!レイトショーだったにも関わらず、楽しすぎて帰り道の中洲川端でアリータごっこをする始末でした。

リアルとCGの融合だとどうしても周りの風景なんかと溶け込めずに浮くのではないかという心配も杞憂で終わった。アリータが人間にしか見えないという不思議。表情ひとつとっても動揺が隠せず顰める眉や、大きな瞳にじんわり浮かぶ涙のリアルさ。手足は機械鎧だと言うにも関わらず、関節一つ一つの動きが人間そのもの。

ある日、医師であるイドが屑鉄の中に捨てられていたサイボーグを拾い復旧させる。その名もアリータ。大きな瞳と質感の硬そうな黒髪が特徴的で、どう考えたって可愛いただの女の子。そんな彼女が戦闘で発揮した驚くべき力。
滅茶苦茶強い。向かうところ敵なし。
実は彼女、300年前対戦中に失われたテクノロジーで作られた“最終兵器”だったのだ。
やがて、周囲の人々が巻き込まれていく大きな陰謀に立ち向かっていく、というあらすじ。

ヒューゴ...!!‪( ;ᯅ; )‬
泣いたよ、安易な展開だがあそこで泣かないのは無理。涙不可避。
アリータが刀で自分の流した涙を真っ二つに切るシーンは痺れたなぁ。悲しみとの決別、空へ向かって刀を突きつけるアリータは少女ではなく強い意思を持った力強い女性の姿となって見えた。

アクションシーンも然ることながら、恋愛要素もがっつり描かれているバランスが丁度いい。
蛹だった少女が殻を破って女性という蝶への変遷を描く物語。続きがあるのか気になるところだが、続編はあれば是非絶対観たい。
私はIMAXで見て大満足でした。
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