元レンタル担当

アリータ:バトル・エンジェルの元レンタル担当のレビュー・感想・評価

4.3
4DX3Dで鑑賞。
「なんの夢をみてるんだいエンジェル。」
日没が近くなり黄金色に染まった空が
サイボーグとその胴体を持ち上げる男性を照らし出す。

「悪の存在に対し見て見ぬ振りはしない」
弱い者は強い者に喰われる弱肉強食の世界。掃きだめに希望をもたらす一筋の光が降り立った。

CGを駆使してローサ・サラザールをサイボーグに投影した姿がアリータというキャラクターである。彼女達はまさに一心同体。
「私はただのなんてない子」
あなたはなんてない子じゃないよ。
誰よりもピュアで誰よりも人間らしい。
そんな愛らしいアリータにすごく感情移入してストーリーを見ることができた👀

俳優って良くも悪くもその作品によって必ずそれぞれにイメージがつくと思う。
俳優からしてみると顔を除いて全身サイボーグになる事はかなり抵抗あると思うのだか、人間のそのままの素材を何かに置き換えて映像に活かすテクニックは革新的で映像技術が今日、進歩していっているのを肌で感じた。時代の先駆けである。
ジェームズ・キャメロンはそれをふんだんに表現しているのが素晴らしいなと思った。
そして、視聴者を“目”に注目させるように誘導させた思惑も成功である。
もう一度映画館で鑑賞したい作品であった。

元レンタル担当

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